ねこのひみつきち

ミュージカル・自律神経失調症・WEBライターについての雑記ブログ。

【祝DVD発売】ミュージカル「フランケンシュタイン」おすすめポイントと楽しむコツ

ミュージカル「フランケンシュタイン」をご存知でしょうか。

 

www.tohostage.com

 

メアリー・シェリーの小説を基に、韓国で製作されたミュージカルです。

 

日本では直近だと2020年の1月に公演されており、

この時の公演を撮影したDVDが2020年9月18日に発売予定!!

 

この機会に多くの人の目に留まることを願い、

 

フランケンシュタイン

 

・おすすめポイント

・おいてけぼりポイント

 

を紹介したいと思います。

 

この作品、意見が分かれやすいのですがハマる人にはハマる!!!

 

今回紹介するポイントを知っておくだけで、数倍作品に入り込めます

 

 

まずは簡単なあらすじをどうぞ!

 

 

 ミュージカル「フランケンシュタイン」のあらすじ

19世紀ヨーロッパ。科学者ビクター・フランケンシュタインが戦場でアンリ・デュプレの命を救ったことで、二人は固い友情で結ばれた。“生命創造”に挑むビクターに感銘を受けたアンリは研究を手伝うが、殺人事件に巻き込まれたビクターを救うため、無実の罪で命を落としてしまう。ビクターはアンリを生き返らせようと、アンリの亡き骸に自らの研究の成果を注ぎ込む。しかし誕生したのは、アンリの記憶を失った“怪物”だった。そして“怪物”は自らのおぞましい姿を恨み、ビクターに復讐を誓うのだった…。日生劇場『フランケンシュタイン』

 

あらすじを読むだけでも、作品の雰囲気が伝わりますね。

一言で言うと、とてもダークな作品です。

 

この時点でわかると思いますが、ずっしりと重い雰囲気の作品が好きな方はドンピシャでハマると思います。

 

ちなみに似たジャンルの作品では、「ノートルダムの鐘」「オペラ座の怪人」「ジキル&ハイド」が好きです。

 

参考までに!

 

 

ここがオススメ!「フランケンシュタイン

 

ドラマティックな音楽 

 

この作品を見て一番衝撃だったのがその音楽

 

イ・ソンジュン氏の音楽はどれも本当にドラマティックで、一度聴けば頭に残ります

 

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物語の序盤で、ビクターとアンリの2人が歌う「ただ一つの未来」。

 

(日本版キャストの映像がないので韓国版を貼っておきます)

 

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この曲で一気に物語に引き込まれること間違いなし!

 

演出の怪しさ(※上記の韓国版と日本版は演出が異なります)や、

実力派揃いのキャスティングのビクターとアンリの掛け合いが素晴らしい。

 

緊張感高まる曲もあれば、切なくて涙腺が緩む曲もあり。

 

多くの人に聴いてほしい曲ばかりです。

 

 

豪華なキャスティング

 

注目してほしいのは、実力派がそろったキャスティング!

 

前述の通り、私が思うこの作品の一番の魅力は「音楽」。

 

キャストの方々は、そんな曲の数々を素晴らしい表現力で歌い上げています

 

2020年度版「フランケンシュタイン」キャスト(敬称略) 

ビクター・フランケンシュタイン/ジャック…中川晃教柿澤勇人

アンリ・デュプレ/怪物…加藤和樹小西遼生

ジュリア/カトリーヌ…音月桂

ルンゲ/イゴール…鈴木壮麻

ステファン/フェルナンド…相島一之

エレン/エヴァ露崎春女

 

本当は語りたいところですが、ひとりひとりの説明を始めるときりがないので、ここでは割愛します。

 

とにもかくにも、数々の舞台を踏んでこられた方々なので、演技の見応えがありすぎる

 

ここで分かれる!「フランケンシュタイン」おいてけぼりポイント

 

上記で記述したとおり、フランケンシュタイン音楽・演技・キャストのすべてにおいて見応えがある、とてもおすすめな作品です。

 

ここまでで興味を持って下さった方には是非見てほしい…けれども、

少々癖のある作品だな、とファンでありながらも思います。

 

どんな癖があるのかを知っておくと印象が変わるはずなので、ぜひ目を通してみて下さい!

 

 

●展開がめちゃめちゃ早い

 

展開は本当にめちゃめちゃ早いです。急展開です。

 

場面が途切れるように終わり、次の展開に進んでいくというイメージ。

 

私も初見の時は「誰がどうしたか説明あったっけ?」と思いつつ見ていました。

 

話の構成としては、まず事の顛末を描き、その次に「何が原因でこうなったのか」を描くスタイルです。

 

急に場面が変わった時はちゃんと説明してくれるので、場面が変わった時に話の流れを掴めていなくても大丈夫です。

 

 

●説明が少ない

 

これは先述した内容に通ずるかもしれませんが、説明がとても少ないです

 

例えばビクターとアンリは、気付いた時にはソウルメイトになっています。

 

親密な関係性があるからこそ、ビクターが選ぶのは「死んだ友を生き返らせる」ということ。

 

しかし、2人が親密になる描写は多くは描かれていないな、と私は感じました。

 

勿論、2人の関係性はビクター役・アンリ役の俳優の方々の演技から感じ取ることが出来ます。

 

とても細やかな役作りをされているので、私はその演技自分の考察で納得しました

 

 

●1人2役ってどういうこと?

 

フランケンシュタイン」の2幕では、メインキャストの方々が1人2役を演じる部分があります。

 

「この人はさっきこの役だったよね…?」と戸惑ってしまうかもしれませんが、

別の人間を演じているということだけ頭に入れておくと展開についていけます!

 

そして、観劇後に深読み出来るポイントとなるのがこの1人2役という設定なのです。

 

全く異なる2つの役を1人が演じている…。

 

お話と絡めて考えてみたいなと思った方、おすすめです。

 

 

考察が好きな人に向いている作品

 

フランケンシュタイン」の魅力、伝わったでしょうか?

 

結構癖の強い作品だな、と思うのですが、

 

・重めの作品が好きな人

・ゴシック小説を原作とした作品が好きな人

・ドラマティックな音楽のミュージカルが好きな人

・考察が好きな人

 

当てはまる項目があれば、きっとこの作品を好きになると思います。

 

そうでなくても、単純に出演者のファンだ!!!という方にも是非見ていただきたい

 

敬遠していた方でも、今回紹介したポイントを頭に入れておくと見方が変わると思いますよ。